指しゃぶりや舌癖などのお口の癖によって、開咬症などの不正咬合になることがあります。
歯は顎の骨に植わっていますが、それらの位置を保っているのには、筋肉が重要な働きをしています。歯の外側からは頬や唇の筋肉、そして内側からは舌の筋肉の力や動きのバランスが関係しています。この舌や唇の筋肉のバランスを整える訓練が口腔筋機能療法(MFT)です。矯正装置で歯をきれいに並べたとしても、歯並びと唇・頬と舌の筋肉のバランスが整っていないと、不正咬合はまた再発します。
石野由美子:「幅広いMFTの応用」デンタルハイジーン.Vol.24.No.10.P944~947より転載
二子玉川ガーデン矯正歯科では、大学病院の口腔リハビリテーション科でも指導にあたっている筋肉のリハビリテーション専門インストラクターがご指導致します。
MFTは歯並びだけでなく、口腔機能に関わる事なので、食べ方、話し方にも関係しますから、実はとても重要なことなのです。お子様の場合、口腔機能を正しく整え習得させることで、正しい成長発育を促し、歯並びが悪くなることを予防することにもつながります。
もちろん、大人の方でもMFTは必要です。筋肉のバランスが悪ければ矯正治療も円滑に進みませんし、きれいに並んだ歯もまた戻ってしまいます。きれいな歯並びのためには、口元全体のリハビリが必要なのです。
- 口元のゆるみや突出感
- への字口
- いつも口が開いている
- 舌がでている
- よだれが多い
- 指しゃぶりがやめられない
- 食べこぼしをする
- 食べるときにクチャクチャ音がする
- よく噛まない
- 食べるのが遅い
- 滑舌が悪い
などが気になったら、お口のリハビリが必要です。
- 口呼吸
- 舌の下にあるひも(舌小帯)が短い
- 遺伝
- 舌が大きい
- 舌の運動機能が低い
- 歯の早期接触
- 咬合干渉 など
- 歯並びが悪くなる(開咬・上顎前突・下顎前突・交叉咬合 など)
- 口元・側貌が悪くなる(口元の突出・口唇閉鎖不全・二重あご・猫背 など)
- 機能障害を起こす(よく噛めない・飲み込みにくい・誤嚥・不明瞭な発音・浅い呼吸 など)
- 精神的ストレスを感じる(恥ずかしさ・劣等感 など)
石野由美子著:「若返り!
モデルスマイル塾」(小学館)
※健康雑誌、女性誌などの取材
も多くとりあげられています。
MFTにおいて、お口の周りの筋肉のバランスを整える訓練をおこないます。実は、口元には表情筋の多くが集中しています。二子玉川ガーデン矯正歯科では、MFTをおこなう際に、表情筋訓練を取り入れておこなう独自の口元エクササイズ「モデルスマイルエクササイズ」をおこなうことができます。MFTと口元のエクササイズをおこなって、素敵な笑顔を手に入れて下さい。
フェイスニングとは、顔の表情筋の訓練のこと。日常生活においては20~30%程度しか使われていない30種以上の表情筋を意識的に動かすことで、血行をよくしたり肌のターンオーバーを促進したりする効果が期待できます。表情筋を動かし正しく鍛えることは、さらに表情筋の柔軟性が高まることで表情まで柔らかく豊かにする効果があります。
- 表情が豊かになり、素敵な笑顔を自然とつくれるようになる
- シワやたるみの予防になり、アンチエイジング効果が期待できる
- 顔全体が引き締まり、小顔になる効果が期待できる
- 肌の新陳代謝が活発になり、きれいな素肌になる
- 血行がよくなり、顔色が明るく元気な印象になる
- ドライアイ・ドライマウス・肩こりなどの緩和解消につながる
- 表情が硬い、乏しい……
- 周囲に怖い印象を与えがち……
- 自然できれいな笑顔がつくれない……
- 普段から顔色が悪い……
- 顔にシワやたるみが多い……
- 肌トラブルによく悩まされる……
- ドライアイ・ドライマウスの傾向がある……